
オリジナル手提げ袋の作り方|素材・サイズ・印刷の選び方と失敗しない小ロット発注ガイド
法人向けオリジナル手提げ袋の製作ガイド。紙袋・不織布・ポリ袋の違いから、A4が収まる適正サイズ、コート紙やクラフト紙の選び方、アクリル紐やPP加工の耐久性、100枚からの小ロット費用まで、実務で失敗しないポイントを解説します。

オリジナルハンドタオルを作成する際、仕様書や見積もりで必ずと言っていいほど直面するのが「シャーリング」と「ジャガード」の選択です。
どちらもタオルの定番ですが、表面の加工方法や糸の織り方、デザインの表現方法が根本から異なります。用途やデザインに合わない生地を選んでしまうと、「細かい企業ロゴが潰れて読めない」「思っていたより生地が薄く安っぽく見えてしまった」「予算や納期が大幅にオーバーしてしまった」といった失敗につながりかねません。
この記事では、シャーリングとジャガードの構造的な違い、手触り、デザイン再現性、耐久性、コスト・ロットの傾向を比較表を交えて徹底解説します。自社の配布目的(展示会ノベルティ、周年記念品、学校・イベント物販など)に最適な生地選びの判断基準としてお役立てください。
シャーリングとジャガードの最大の違いは、「後から生地の表面に印刷(プリント)するか」、それとも**「色の異なる糸で模様そのものを織り上げるか」**という点にあります。
主要な比較項目を整理すると以下のようになります。
| 比較項目 | シャーリングタオル(プリント) | ジャガードタオル(織り) |
|---|---|---|
| 製法の仕組み | パイル先端をカット+表面印刷 | 染色した糸を組み合わせて織成 |
| 手触り・風合い | ベロア調・ベルベットのような滑らかさ | ふんわりとした肉厚感・立体的な質感 |
| デザイン再現性 | 高い(細かい文字・線画・写真も対応可) | 中〜低(太めの線やシンプルなロゴ向き) |
| 色数・グラデーション | フルカラーや多色表現が可能 | 原則2〜3色程度(グラデーション不可) |
| 裏面の状態 | 白地(または生地色)のまま | 表面の反転色(ネガポジ反転)が出る |
| 吸水性・耐久性 | 普段使いに十分(初期は毛羽落ちに注意) | 非常に高い(洗濯を重ねても柄が消えない) |
| 最小ロット | 小ロット(数十枚〜)から作りやすい | まとまったロット(数百枚〜)向き |
| 版代・初期費用 | 版代(シルク)または型代不要(インクジェット) | ジャガード紋紙(型)データ作成費 |
| 標準納期 | 比較的短い(2〜3週間程度〜) | やや長め(約1ヶ月〜1.5ヶ月程度) |
| 代表的な用途 | 展示会ノベルティ、販促バラマキ、キャラクターグッズ | 周年記念品、贈答用、ホテル・学校・ファン記念グッズ |
迷った場合は、以下の基準で判断すると失敗がありません。
一般的なタオルは、表面に無数の輪っか(パイルループ)が並んでいます。このパイルの先端部分を均一に刈り取る加工技術のことを「シャーリング(Shirring / Shearing)」と呼びます。
パイルの先端を平らにカットすることで、生地の表面はまるでビロードやベロアのようなきめ細やかで滑らかな質感に変わります。凹凸が少なくなるため、インクが生地の奥に沈み込まず、印刷が均一に定着しやすいのが特徴です。
シャーリング生地を採用する最大のメリットは、印刷表現の自由度と美しさです。
ヒビノベで定番として取り扱っているプリントしやすいコットンシャーリングハンドタオル(B-2622)は、25cm×25cmの扱いやすい正方形サイズ。表面に滑らかなシャーリング加工、肌に触れる裏面には吸水性の高いパイル地を採用したハイブリッド仕様となっており、「ロゴ印刷の鮮明さ」と「タオルとしての日常の実用性」を両立したノベルティに最適です。
商品を見るプリントしやすいコットンシャーリングハンドタオル仕様と取扱条件を確認する印刷方式(シルク印刷やインクジェット印刷など)ごとの特徴やインクの質感の違いについては、ノベルティの印刷方法比較ガイドでも詳しく解説しています。
関連記事ノベルティの印刷方法を比較|シルク・パッド・インクジェットの違いと選び方ノベルティの名入れ印刷を検討する方向けに、シルクスクリーンやパッド、インクジェット、転写など主な印刷方法の違いを比較。素材や形状、デザインの色数、数量に合わせた選び方と失敗しない確認ポイントを解説します。メリットの多いシャーリングタオルですが、構造上の特性として以下の2点に注意が必要です。
ジャガード織りとは、フランスの発明家ジャカールが考案した織機構造に由来する製法です。生地の表面に後から色を付けるのではなく、あらかじめ染色した糸(先染め糸)をタテ糸・ヨコ糸として複雑に組み合わせ、織りながら柄を浮き上がらせます。
タオルの代表的な織り方には、2色の糸で裏表の色が反転する「毛違いジャガード」や、パイルの高低差で陰影をつける「上げ落ち(凹凸)ジャガード」などがあります。
ジャガードタオルの魅力は、手にした瞬間に伝わる「重厚感」と「圧倒的な耐久性」です。
ヒビノベのオリジナル毛違いジャガードタオル(C-2640)は、綿100%の上質な糸で織り上げる25cm×35cmサイズのジャガードタオルです。2色の先染め糸を織り合わせて表現するため、裏面には表面の色が反転したリバーシブルの意匠が現れ、手にした瞬間に伝わるふっくらとした肉厚感と、何十回洗っても色落ちしないタフな耐久性を兼ね備えています。上質な贈答品や周年記念品におすすめの仕様です。
商品を見るオリジナル ジャガードタオル仕様と取扱条件を確認するジャガードタオルを企画する際は、製造上の制約を事前に把握しておく必要があります。
どちらのタオルを選ぶべきかは、「誰に」「どんな目的で」「どのくらいの期間使ってほしいか」によって決まります。
展示会やオープンキャンパス、街頭サンプリングなど、不特定多数への認知拡大やブース集客を目的とする場合は「シャーリングタオル」一択です。
展示会で配布するノベルティの選定や予算配分については、展示会ノベルティの選び方ガイドも併せてご確認ください。
関連記事展示会ノベルティの選び方|配布場面・数量・搬入を整理する展示会で配る相手と場面から、必要数量や持ち帰り条件、当日の運用を整理します。企業の創立記念品、永年勤続表彰、取引先への特別な贈答品など、**「感謝の気持ちを伝え、長く大切に使ってもらいたい」場面では「ジャガードタオル」**が圧倒的におすすめです。
タオルの仕上がりトラブルで最も多いのが「文字が潰れて読めない」「細い線がかすれて消えてしまった」というデータ起因の失敗です。
タオルの製造コストは「本体代 + 加工費 + 初期費用(版代・型代)」で構成されます。
小ロット発注時のコストやスケジュールの考え方については、ノベルティの小ロット発注ガイドで詳しく解説しています。
関連記事ノベルティは小ロットで何個から作れる?向き不向き・費用・名入れの確認ポイントノベルティを小ロットで作る際の基礎知識を解説。単価が高くなる理由や固定費の仕組み、向く商品・向かない商品の基準、印刷方式ごとの費用と注意点を整理します。ハンドタオルの生地選びで最も大切なのは、どちらが優れているかではなく、**「自社のロゴデザインと企画の目的に合っているか」**です。
ヒビノベでは、お客様のお手元にあるロゴデータやご予算、希望納期に合わせて、最適なタオルの仕様・製法をご提案しています。「自社のロゴだとどちらの製法が良いか分からない」「実際の生地の手触りを確かめたい」という場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
エコーマインド株式会社 企画販売部
文具商社エコーマインド株式会社で、ノベルティ・オリジナル企画品を専門に扱う部門です。
文具・販促品の取り扱い経験と法人向けの企画提案ノウハウをもとに、企業の販促・広報・総務担当者に向けた商品選びや制作に関する情報を監修しています。