
ノベルティのロゴデータは何を用意する?名入れ入稿とAIデータがない場合の対処
ノベルティの名入れ印刷に必要なロゴデータの形式(AI・EPS・PDF・画像)の違いや、AIデータがないときの社内外の探し方、制作会社への相談・入稿前チェック項目を解説します。

社内イベントや展示会でノベルティを手配するときは、予算内で何個用意できるかを考える必要があります。
商品単価だけで予算を計算しても、見積総額が予算内に収まるとは限りません。名入れや版、校正、包装、送料、消費税などが別途かかる場合があるためです。
この記事では、見積で確認する費目、総予算から商品と名入れに使える金額を考える方法、条件をそろえて見積を比べる手順を紹介します。
関連記事初めてノベルティ担当になったら何から始める?失敗しない進め方と社内調整・発注の完全ガイド上司から突然ノベルティ担当を任されて焦っている方へ。商品選びの前に社内で確認すべき前提条件や、失敗しない発注スケジュール、制作会社への見積依頼、次回を楽にする引き継ぎまで、初心者に寄り添って分かりやすく解説します。予算を考えるときは、商品1個あたりの単価と発注全体の総額を分けて確認します。商品代以外に、数量によらず発生する費用や付帯費用が加わることがあります。
ノベルティの費用は、大きく「変動費」と「固定費(初期費用)」に分類できます。
数量が多い場合と少ない場合では、固定費が1個あたりの金額に与える影響が変わります。商品単価だけでなく、見積総額と数量の両方を確認します。
関連記事ノベルティは小ロットで何個から作れる?向き不向き・費用・名入れの確認ポイントノベルティを小ロットで作る際の基礎知識を解説。単価が高くなる理由や固定費の仕組み、向く商品・向かない商品の基準、印刷方式ごとの費用と注意点を整理します。予備を用意する場合は、その分の費用も予算に含めます。何個追加するかは、配布対象や社内の方針をもとに決めます。

見積書では、商品・加工、準備や包装、配送などの費用を分けて確認します。
商品本体代と名入れ加工費を確認します。
商品によっては、数量ごとの単価や最小発注数量(MOQ)が決まっています。希望数量で発注できるか、数量を変えた場合の金額も確認します。
名入れや印刷の費用を比べるときは、次の条件をそろえます。
見積書に名入れ代が含まれているか、本体代と別に計上されているかを確認します。
名入れの準備や納品形態に関わる費用です。必要な項目と条件を依頼先に確認します。
関連記事名入れと別製・OEMの違い|ノベルティの作り方を選ぶ既製品への名入れと仕様から作る別製・OEMの違いを、数量・日程・希望仕様から考えます。納品先や納品方法、見積金額の表示方法を確認します。
商品を探す前に、総予算から送料や校正などの費用を差し引き、商品と名入れに使える金額を見積もります。
考え方は次のとおりです。
※以下の金額や比率は、計算の流れを説明するための架空の計算例です。実際の発注時には制作会社の見積金額をご確認ください。
【試算例:総予算30万円(税込)、必要配布数500個の場合】
- 総予算(税抜換算):約272,700円
- 発注総数:520個(配布数500個 + 予備20個)
- 諸経費の想定枠(仮置き):合計40,000円
- 印刷版代(1色):約12,000円
- 個別OPP袋入れ作業費:約15,000円(@約29円想定)
- 配送費(1箇所納品):約8,000円
- 雑費・予備枠:約5,000円
- 商品+名入れに使える残額:
272,700円 − 40,000円 = 232,700円- 1個あたりの許容単価(本体+印刷):
232,700円 ÷ 520個 ≒ 約447円(税抜)
この例では、商品を探す前に諸経費を見込むことで、商品と名入れに使える金額を計算しています。実際の費用は、商品や数量、加工方法、納品先などをもとに見積で確認してください。

複数社の見積を比べるときは、金額に含まれる費用を確認します。本体価格が低くても印刷代や送料が別の場合があり、単価だけでは総額を比べられません。
次の項目をそろえると、見積を比べやすくなります。
数量によって、見積のどの費用が総額に影響するかは変わります。数量と仕様をそろえたうえで、総額と納品条件を比べます。

見積を依頼するときは、決まっている条件をまとめて伝えます。未定の項目は未定と伝え、相談したい内容を添えます。
依頼時には、次の項目を伝えます。
件名:【見積依頼】〇〇向けノベルティ制作について(貴社名・担当者名)
〇〇株式会社
ご担当者様
お世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)と申します。
社内イベントで配布するノベルティの制作を検討しており、
以下の条件にて御見積および最短納期をご提示いただきたく存じます。
■見積条件
1. 対象商品:〇〇(商品名・品番、または希望ジャンル)
2. 数量:500個(予備を含めた数量です。400個・600個の価格テーブルもあればご教示ください)
3. 名入れ内容:
・印刷箇所:本体中央 1箇所
・印刷色数:シルクスクリーン印刷 1色(白)
・入稿データ:Illustrator(.ai形式/アウトライン済)あり
4. 納品形態:個別OPP袋入れを希望
5. 納品場所:東京都〇〇区(1箇所一括納品)
6. 希望納期:202X年〇月〇日(〇月〇日のイベントで使用予定)
※量産前に現物校正(サンプル確認)が可能か、その場合の費用と追加日数もあわせてご提示ください。
7. 支払条件:貴社規定に準じますが、納品月末締め・翌月末払いの請求書払いが可能か確認させてください。
お忙しいところ恐れ入りますが、〇月〇日(〇)までにご回答いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
社内で見積を説明するときは、金額と合わせて、追加費用が発生する条件も共有します。
追加費用につながる場合がある項目を確認しておきます。
社内資料には、見積の前提条件や、仕様変更・現物校正・分納を行う場合の費用を記載しておきます。
商品単価だけでなく、加工や包装、配送などを含む見積総額を確認しましょう。社内予算と希望納期、見積に含めたい条件を整理して、制作会社へ相談します。
エコーマインド株式会社 企画販売部
文具商社エコーマインド株式会社で、ノベルティ・オリジナル企画品を専門に扱う部門です。
文具・販促品の取り扱い経験と法人向けの企画提案ノウハウをもとに、企業の販促・広報・総務担当者に向けた商品選びや制作に関する情報を監修しています。